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日々是転落 日々是堕落

転落人生の男が堕落した日々を綴る

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封印が解かれるとき

 少年の頃は、いかがわしさを感じつつもその前を通っていた。
 大学時代に初めて中に入った。
 今年の1月10日。その日を最後に建物から明かりが消えたはずだった。

 伏見ミュージック、A級伏見と名前を変え、DX伏見の名前でその歴史を閉じる。未だに年配の人は「伏見ミュージック」と呼ぶ人も多い。ストリップ劇場である。

 物心ついてから、当たり前のようにあった劇場。
 一番印象に残っているのは昭和天皇が崩御した日だ。上演自粛の張り紙が貼られ、「ああ、こんなところでも休むもんなんだ……」という感想を抱いたこと。

 知人のストリップマニア(某ストリッパーの結婚式にまで呼ばれたという男)がいうには「女が金を持ち逃げして……」ということだが、信じるべきか否か。あの客の入りではいつ閉館してもおかしくなかったはずだ。

 何度か改装されたはずだ。いまは入り口に板が貼られて封じられている。歴史ある劇場の封鎖は、歴史ののものをその中に閉じこめるかのようだ。

 建物には「売り物件」の看板がある。
 夜7:00、約8ヶ月ぶりに中に明かりがついているのを見た。下見に来た人だろうか。

 若き日の思い出にある風景、それは少しづつ消えていく。わたし自身、若さを失っていくことを実感する。
 封印が解かれ、閉じこめられた時間が解放され、いまの時間に流されてしまうとき。
 またひとつ歴史が終わる。

 人はそれの繰り返しで老い、やがては死んでゆくのだ。
写真を追加。
DX1.jpg

DX2.jpg

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  1. 2005/09/16(金) 00:00:00|
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池井景(上から読んでも下から読んでも「いけいけい」)

Author:池井景(上から読んでも下から読んでも「いけいけい」)
 名前とは裏腹に、ひたすら後ろ向きに転がり続ける男。
 京都在住。現在ホームヘルパー/ガイドヘルパー。<N>と<H>を掛け持ち中。
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